
お宿ではどんなお料理を出されるだろう? 郷土料理はどんなものがあるの?
その時、ホームページを見つけて、気になっていたのがこちらのお宿でした。
お料理のメニューが色々選べるのが魅力

種子島産の黒豚や鶏、地魚などのコースや、種子島とゆかりの深い
ポルトガル料理など、、、どれも美味しそう!
そもそも、「居酒屋民宿」なんて、呼び名がそそりますねぇ!

ガジュマルに似た「アコウ」の木をくぐりぬけると、入り口。
ホームページで拝見した通りの、物語に出てくるような玄関でした。


「サーファー米」という面白い文字が目に飛び込んできました。
読み進むと、「サーファー米」とは、「珊瑚礁」のマスター河口さんが、
「種子島の海や自然を守る」ということから、サーファーの方々と
平成14年に始められた 無農薬にこだわった米作り。
慣れない中でのご苦労がつづられています。
初年度、田植えに50人集まってくれたサーファーさんの数が 年々減っていき、
4年目ついに自分一人になった、、と思った時、種子島に移住された友人ご家族
が小さなお子さんまで家族総出で手伝ってくれた、というお話でした。
そして、それからまた手伝いの数が増え、最近ではしだいに美味しいお米が
とれるようになったそう。H2ロケットをイメージしたパッケージも素敵です。

別名「長命草」とも呼ばれ健康食品にもされるセリ科の植物。

ところで、この話が2月の「農業共済新聞」に取り上げらたそうです。
たまたま種子島行き直前の2月料理教室の際、種子島の話に及び、
生徒さんの一人が、「サーファー米の記事を新聞で読んでとても感激した!
涙が出そうになった!」という話をしてくれ、私も嬉しく大変盛り上がりました。
〜〜〜 ここまでが東京での話 〜〜〜 ここからが種子島での話 〜〜〜

いらっしゃる方だと引き合わせて頂いたのが、民宿の代表・河口さんでした。
種子島観光協会や西之表市旅館組合などで重要な役を色々なさっているそう。
お会いできることを知らなかった私にとってはサプライズでした。
そして、河口さんの種子島に対する熱い思いをお聞きし、感激しました。
「種子島にいる以上、地産地消にこだわらなくてどうするよ?」とも。
宿で出される野菜は、ご自身で作られる自然農法のものが中心。
肉や魚、調味料も地のものにこだわっていらっしゃいるそうです。
見せて頂いた畑には、葉もの野菜やハーブのほか、バナナやレモンも。
写真は、頂いたレモンやローズマリー、ボタンボウフウ、ナスタチウムなど。
特別に美味しい!という2個しかなかったレモンの実をもいで下さいました。

みんなで、大事に、果物のようにいただき、私は皮まで食べました。
少し、日向夏のような香りもする甘くて美味しい無農薬種子島産レモンでした!

宿の中は手作りがいっぱい。素敵な木のテーブルや手作りのかまど。
ピザが焼かれ、バーベキューもできるそう。
別棟の食堂は、なんとパッションフルーツが屋根!
採りきれない実がたくさん生っていました!

ご用意されています。 もちろん「サーファー米」の田植え体験も!
私の訪問中も、お客様がぞくぞくとやってこられていました。
河口さんの熱い想いと温かいお人柄、そして美味しい料理。
一度訪れたら、必ずリピーターになる、そんな印象を受けました。
>種子島 居酒屋民宿「珊瑚礁」さんのホームページは、こちらです。
見送ってくれた「アコウ」からは夕日がこぼれていました。木の下は河口さん。

講習会の記事に、コメントもお寄せ下さいました。
>種子島(2)〜料理講習会
講習会でご紹介した料理を、早速、河口さんのアレンジも添えて、
皆さまにご披露下さったそうです。 ありがとうございます

種子島では、田植えももうじきですね。
熱い想いに出会えますように
