ここ数年、川崎の歯科まで定期的に通っているのですが、
電車で往復3時間は、ちょっとした小旅行です。
多摩川を越え、街の雰囲気もずいぶん変わり、風が通り抜ける感じです。
南武線沿線の線路沿いの道には、近所の人々が育てる花々が
線路を行き交う電車と素敵な情景を生み出しています。

このバラを育てているのは、近所のご主人。
お庭の花も、いつもいきいきと美しく咲いています。
先日初めて、ご主人が手入れされているところに遭遇しました。
(写真の撮影・投稿はご承諾いただいています)



「月に一度位ここを通るので、その度に楽しみにしています!!」
思わず、感謝の気持ちを込めて、声をかけさせて頂きました。

花好きの人は、自分の育てた花を褒められると嬉しいものですよね!
私は自分が育てたり活けたりするので、よくわかります。
ご主人もとても喜んで下さいました。



そして、「香りのよいバラ」「日持ちのするバラ」
「蕾もつけてあげようね」と次々に切って、手渡してくださいました。


嬉しいんだけど、内心・・ちょっと困った、どうしよう?!
そうとも言えず、頂いた切りたてのバラを持ち、駅に向かいます。
何とかこの花をしおれさせずに家まで持って帰らねば!
電車のホームで〜



駅ビルのトイレで水を少し頂き、ティッシュに含ませてバラの茎を包み、
ティッシュのカバーとヘアゴムでそれをくるみ、
いつも持ち歩いているエコバックに入れて電車に乗り、
何とか無事に持ち帰ることができました





川崎の花壇で出会った、美しい姿と香りがよみがえりました。


お気に入りのブランデーのボトルに入れて飾っています。
シフォンのリボンでふたをした中には、バラの香水を一滴・・。

見ず知らずの方と、花のおかげで素敵な出会いができました。
その思い出を、このボトルと共に大切にしたいな
